夏の京都3泊4日家族旅行 - 2日目
台風は寝ている間に通り過ぎたようだが、まだ厚い雲に覆われている。
今日は貴船で川床を予約しているので、どんな状況か気掛かりだ。
とりあえず朝ご飯を食べに行くことに。
7:30、改装中の朝食会場となる宴会場に着くと、先客は1組しかいなかった。
その後もさほど人は入って来なかった。
老舗の雰囲気の食器類。
朝食を食べていたところ川床料亭から電話があり、増水で館内での飲食になるとの事だった。キャンセルしようかと思ったが、2日後であれば席が確保できるとのことで調整してもらった。
妻が今回の旅行で一番楽しみにしていただけに良かった。
今日から3日間は同じくマリオット系列の〈ザ・リッツ・カールトン京都〉に世話になるので、その前に南禅寺界隈を散策することに。
ホテルから徒歩で15分弱で到着。
とても威厳があるが、地元の人が散歩していたり、のんびりしている。
門の上部へと続く急な階段。
まさに「絶景かな、絶景かな」と石川五右衛門気分を味わっていると通り雨が。
あっという間に止んだ後に快晴。
ここに来たからには水路閣も外せない。
早くに色付いた紅葉が綺麗だ。
以前来た時は水路沿いにホテル方面に帰れたのだが、調査中で立入禁止になっていた。
日が出てきて急に蒸し暑くなり、ホテルに戻ると汗だくだった。
シャワーを浴びてチェックアウト。
荷物を預けて昨日行けなかった宇治に行くことに。
姉と2人で単身赴任の父を訪ねて関西旅行をして以来、かれこれ30年振り。
宇治川もかなり増水したみたい。
平等院鳳凰堂は残念ながら改修のため内部へは入れず。
それでも美しい姿を見れたので再訪して良かった。
さて再びホテルに戻り、荷物をピックアップしてタクシーで〈ザ・リッツ・カールトン京都〉へ移動。
今回、Bonvoyポイントで2連泊となる。
部屋は鴨川ビューを差額で確約した。
あわよくばスイートへアップグレードされないかななんて思っていたがさすがに甘かった。
色々ウェルカムがあって、果たして何がプラチナ特典か分からなかったが、子供連れだと〈ピエールエルメ〉の非売品ポップコーンを貰えるようだ。
鴨川沿いの部屋は「ラグジュアリー」というルームタイプで、スタンダードな「デラックス」よりも若干広そうだ。
しかしこちらのホテルは差額を払ってでも鴨川沿いにする価値は十分あると思う。
差額でちょっとしたホテルに一泊できる料金だけど、部屋に入った時の感動は全く異なると思う。
今日はあとは五山送り火の鑑賞だけなので、ホテルステイを満喫するべくプールへ。
ここは空間を楽しむプール。
ジャグジーも兼ねていて、横から水流がありなかなか真っ直ぐに泳げなかった。
プールサイドでのんびり過ごすのも悪くない。
送り火は20時からなのでその前に腹ごしらえ。
ホテルから至近の中華〈鳳泉〉へ。
京都では割と有名な町中華とのことで、18時過ぎに着いたが15分くらい待った。
春巻が美味しかった。
からしそばが名物らしい。
からしが練ってあるのを知らず、嫁さんは困惑してた。
ちょっとせわしなく食べる必要があるが、ローカル感が良かった。
さてさて、ホテルへ戻り20時前から部屋を暗くしてスタンバイ。
「大」だけでなくて別の文字も見たいとは思ったが、せっかく鴨川沿いの部屋なので、部屋から寛ぎながら鑑賞した。
ちなみにホテルスタッフに聞いたところ、出町柳の方まで行けば、隙間から「妙」、「法」がちらりと見えるかもしれないとのことだった。
20時きっかりにポツポツと点灯開始。
徐々に明るくなってくる。
点灯時間はおよそ20分くらいとのこと
曇っていたが、雲の隙間から満月も覗いた。
これからも伝統を絶やさないで続けて欲しい。