イタリア子連れ旅行記2日目 ーミラノ〜ヴェネチア
*この旅行記は2017年3月の内容になります。
さて怒涛の初日を過ごしましたが、一週間の弾丸ツアー、休んでいる暇はありません。
素晴らしいホテルなので、ホテル内で朝食とも考えましたが、旅行中素泊まりなのはこのホテルだけだったので、せっかくなので街のカフェで朝食にします。
またまたマセラティでガレリアに移動して向かった先は “マルケージ 1824”というカフェ。
ガレリアのど真ん中の2階です。
店を入るとまずショーケースとカウンターがあり、地元の方はカウンターでコーヒーを飲んでいました。
われわれは座ってゆっくり食べたいので、奥テーブル席に着席。
テーブルからはこの眺め。サイコーです。
ちなみにイタリアでは一般的にカウンターとテーブル席とでは値段が異なります。
ハムサンドイッチとカプチーノ。
シンプルで良い。
現地ではカプチーノやカフェラテはもっぱら朝に飲むそうで、日中や食後はエスプレッソかマキアートだそうです。
パンも美味しい。
食後はドゥオーモの屋上に登ります。
前日に急遽ネットで朝一の時間で事前予約しました。
中も荘厳で素晴らしい。
ミラノに来るまでこの街にはあまり期待していなかったですが、振り返ってみるとこの旅行で最も気に入ったのがミラノでした。
この後はCoinという小規模なデパートなどお店を覗き、とっても名残惜しいですがヴェネチアへの電車に乗るために中央駅へ。
荷物は駅から目と鼻の先のホテルに預けていたので本当に便利でした。また滞在したい。
ちょうどお昼頃の電車をTrenitalia(トレニタリア)のwebから予約しました。
こちら座席指定で、乗車券の発券など不要でしたので、事前に刻印するなどの手続きも要りません。
ユーロシティという列車名ですが、車両は他の新幹線(フレッチャロッサ)と同じに見えます。
目的地はヴェネチアのサンタ・ルチア駅。ユーロシティはプラハからの長距離路線で、食堂車が連結されています。
最近は定期運行の電車では食堂車がないですから、子供の頃の憧れをこの機会に体験したくて、食堂車のある列車を事前に調査しました。
お味はエコノミー機内食以上、レストラン以下という感じですが、いい思い出になりました。
食堂車自体は予約不要ですが、お昼時なのにけっこう閑散としていた印象でした。
さて、そうこうしているうちにあっという間にサンタ・ルチア駅に到着しました。
ヴェネチアでのホテルはヒルトン・モリノ・スタッキー。ヴァポレットという公共交通の水上バスで向かいます。
ヒルトン・モリノ・スタッキーはヴェネチア本島から運河を挟んで対岸にあるジュテッカ島にあり、古くは製粉所だった建物を改装したホテルです。ちょっと不便な場所ですが、その代わり本島よりも部屋が広くリーズナブルなので、ここではロケーションを妥協しました。
ジュテッカ島は観光スポットは皆無で、さながらヴェネチア近郊のベッドタウンという位置付けのようです。
最寄駅は Palance という駅になり、ここから荷物を引きずって約5分の場所にあります。
ヴァポレットの乗車券はかなり高額で、一回の乗船で€7.5 かかります。
ヒルトンホテル前からサン・マルコ広場まで、ホテルの専用水上バスがあり、一滞在 €5前後(曖昧な記憶です)でしたが、あまり本数がないので時刻表はよく見ておく必要があります。
上の写真の黄色船が、ホテルのシャトルボートです。大きな船が通る度に結構揺れるので、出航を待っている間に若干船酔いしてしまいました。
さてヒルトンは Honors ゴールドメンバーであるため、アップグレードを受け、エグゼクティブのセミスイートタイプの部屋がアサインされました。
しかしながら部屋の向きが中庭向きで、部屋が狭くても運河側が良かったなぁと、チェックインの際に相談すれば良かったと後悔。
本島への船が出るまでの間、エグゼクティブ ラウンジに寄ってしばし休憩。
ちょうどティータイムでした。
また屋上にも上がって、サン・マルコ広場の方を眺めてみましたが、ちょっと霧が濃くてあまりよく見えず…
船に揺られてサン・マルコ広場へ。
素敵な広場ですが、観光客の数がものすごい。
特に予定を立てておらず、街を散策して、どこかで夕飯を食べて帰ろうというプランです。
散歩途中で斜塔を発見。
細い路地が入り組んで、迷子になりそう。
シーフードが有名みたいなので、スカンピ(手長海老)を食べたい気分です。ぶらぶらと散歩していると雰囲気の良さそうなお店が目に入りました。店先で呼び込みしてるオヤジにスカンピあるか聞いた所、あるから是非食べていけということで、こちらのLa Felucaに決定
そこそこ高級そうですが、メニューを見る限り割と良心的な値段のようです。
子供は好物のカラマリのフリットをチョイス。
スカンピはパスタでお願いした所、イカスミ仕様でした。
気を利かして思いっきり地場メニューにしてくれたみたいです。うまし。
ただこれはメニューになく時価ですので、想像よりちょっと高かったですが、3人前ですので致し方なし。
ヴェネチアは飲食店がとても多くて、事前にTrip Advisor見ても見当がつかず、行き当たりばったりでしたが結果としていいお店にめぐり合えました。
インターネットの普及で昔のような旅の苦労話が減りつつある昨今、自分の感性で旅行するのも悪くないなぁ。
食後はまた船着場まで散歩。霧が幻想的でした。アカデミア橋まで来てしまった。
この日もよく寝れました。